自動車分野
高等課程で自動車分野を学ぶ目的は、ズバリ専門課程への足がかりです。高等課程の3年間で整備士の資格を取得するわけではありませんが、早い段階で自動車の基礎を学び、工具や自動車部品に触れ、慣れておきたいと考えている人には、うってつけのコースです。
座学での講義は、エンジン・シャシの構造、及び自動車に必要な数学・力学を学習します。関連科目・資格として、ガソリン・軽油などの自動車燃料等の貯蔵・取り扱いができる丙種危険物取扱者(1年時)や、より高度な乙種第4類危険物取扱者(2年時)の取得も目指します。
実技の学習は、工具・特殊工具や測定機器の取り扱いから始め、エンジンの分解、各部品の測定・点検のほか、舵取り装置(ステアリング)、ブレーキ装置、懸架装置(サスペンション)など、車体各部についても実物を用いた実習を行っていきます。
●自動車分野 学習展開
1年次 自動車燃料等の取り扱いが認められる国家資格、丙種危険物取扱者の取得を目指します。 自動車分野4単位 ●丙種危険物取扱者 ●計算技術演習 |
2年次 本格的な自動車関連の授業が始まります。 自動車の構造やエンジンの仕組みを座学と実習を交えて学習していきます 自動車分野7単位 ●乙種第4類危険物取扱者 ●自動車の原理 ●自動車の構造 ●自動車の数学 ●エンジン実習 ●小型エンジンの分解・組立 ●小型エンジンの点検・測定 ●自動車エンジンの分解・組立 |
3年次 自動車の構造に関して、さまざまな装置をより専門的に学習していきます 自動車分野8単位 ●自動車の各装置 ●自動車の力学 ●エンジン実習 ●自動車エンジンの点検・測定 ●シャシ実習 ●ブレーキの構造 ●かじ取り装置の構造 ●変速装置の構造 ●懸架装置の構造 |
●取得目標資格●丙種危険物取扱者 |