みなさん「環境問題」と聞いたらどんなことを思い浮かべますか？さまざまなものを想像できるはずです。本校の環境・バイオ分野は、「環境に関すること」「生物工学に関すること」この2つのテーマについて学習していきます。
「環境に関すること」では、机の上での勉強ばかりではなく、実際に森林や河川へ赴き、樹木や水質の観察、調査を行うなどの実習も交えて環境問題について総合的に学んでいきます。
「生物工学に関すること」では、食品加工技術や細菌培養、土壌改良などの実習を交えながら、生物工学（バイオテクノロジー）に関する基礎的な知識及び技術を養う授業を展開していきます。
環境・バイオ分野の学習展開は、専門課程生物系学科（「自然環境学科」「バイオテクノロジー学科」「海洋生物学科」）進学に備えたイントロダクション的な内容が中心です。日本バイオ技術教育学会が実施する「初級バイオ技術者」試験への挑戦も予定しており、専門課程進学後の「中級バイオ技術者」合格に向けた足がかりとなることを目標としています。

●環境・バイオ分野　学習展開

1年次 農業高校などで実施されている初級バイオ技術者検定3級取得を目指します。 環境・バイオ分野4単位 ●丙種危険物取扱者 ●計算技術演習

2年次 基礎化学・生物学を中心に学びます。 また身近な環境問題に関する話題を取り上げながら環境問題に対する参画意欲を養います。 環境・バイオ分野7単位 ●基礎化学・生物学 ●環境問題の歴史 ●森林の破壊と保護 ●酸性雨の被害 ●地球温暖化の影響 ●廃棄物とリサイクル ●森林調査 ●河川調査 ●乙種第4類危険物取扱者

3年次 微生物による土壌改良や、細菌培養など、実習を交えた授業が多くなります。 環境バイオ分野6単位 ●環境アセスメント ●土からみる環境 ●生物の多様性と保護 ●自然と調和した土地利用 ●細菌培養 ●土壌改良実験 ●食品加工技術

●取得目標資格 ●初級バイオ技術者 ●環境社会検定試験（eco検定） ●食品表示検定 ●丙種危険物取扱者 ●乙種第4類危険物取扱者